朝河貫一没後70年記念シンポジュウムを聴く
開会式で内堀雅雄知事の祝辞
基調講演画面の朝河貫一博士
朝河貫一没後70年記念シンポジュウムのメンバー
8月11日にとうほうみんなの文化センターで、「朝河貫一没後70年記念シンポジュウム」が有り聴講しました。福島県教育委員会の主催で、内堀雅雄知事の祝辞が有り、早稲田大学・甚野尚志教授の基調講演が行われ、朝河貫一賞を受賞した3名の高校生が朝河貫一が学んだダートマス大学やイエール大学を訪ねた海外研修報告を行い、その後シンポジュウームが行われました。朝河貫一は明治6年に旧二本松藩士・朝河正澄の長男として生まれ、立子山小学校、川俣高等小学校、福島県尋常中学校、東京専門学校で学び、23歳でアメリカへ留学し、ダートマス大学、イエール大学大学院を卒業、「大化の改新の研究」で博士号、大学講師になる。日露戦争が開戦した時は日本の国際的立場を弁護し「日露衝突」を刊行、講和条約の時には通訳をしたそうです。「日本の禍機」を出版し日本の軍国主義を戒めました。日本の封建制度を初めて世界に紹介した「入来文書」など研究書を出版し評価され、1937年に歴史学教授に昇進。アジアへ侵略の手を伸ばし戦争への道を進む日本を心配し、暴走を止めようとし、アメリカ大統領から天皇陛下への親書草案完成も一歩及びませんでした。
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