伊達政宗の父・輝宗が拉致された宮森城址を訪ねる
(2012.3.18)
二本松市小浜にある宮森城址を訪ねました。宮森城の本丸跡には神社があり、階段の下には2匹の獅?がいました。
この城は伊達政宗がこの地に滞在していた時、政宗の父・輝宗の居城になっており、輝宗が殺害された粟ノ須の変はこの城からはじまりました。
天正13年(1585年)に伊達政宗は大内定綱を攻め、小手森城・小浜城・宮森城を攻略し、定綱は二本松に退去しました。9月に政宗は小浜城に入場し、この城を下館と改称し、父輝宗の宮森城を上館と称しました。
この年の10月8日に和議のお礼のため宮森城を訪れた二本松城主畠山義継(よしつぐ)に、輝宗が拉致され阿武隈河畔・粟ノ須で最期を遂げる事件が発生しました。
二本松市針道にある小手森城跡入口には愛宕神社の鳥居があり、古木がありました。
この城は政宗が天正13年8月27日に総攻撃をかけて落城させ、敵兵だけでなく、城内にいた女や子供までも殺害したといわれており「小手森城のなで斬り」として後世まで語り継がれ、伊達氏ゆかりの祝歌「さんさ時雨」は小手森城がある安達郡一帯では現在も歌われることはないといわれています。
(小画面の写真はクリックすると拡大画面になります)
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