大森小学校で、校庭の放射性物質除去工事
(2011.8.9)
福島市大森にある大森小学校の校庭で放射性物質の除去工事が行われていました。この工事は校庭の表層土(5cm)をすき取って、校庭の一部に掘った穴に埋めて、その上を放射性物質に汚染されていない土で覆います。8月1日は表層土を埋める穴にシートが敷かれており、8月9日は表層土を埋めた穴の上を汚染されていない土で覆っていました。
この工事は6月下旬までに市内26の小学校や幼稚園で行われ、工事後は屋外放射線量が90%前後低減しており、全て0.35マイクロシーベルト以下になっていました。順次、市内の全ての幼稚園、小学校、中学校で工事が行われる予定です。
福島県内の学校施設の利用判断の暫定目安は毎時3.8マイクロシーベルトとしてますが、この数値は1年365日毎日8時間校庭に立ち、残り16時間は同じ校庭に建つ木造家屋で過ごすと仮定した場合に年間20ミリシーベルトになることから設定されています。同様に計算すると、毎時0.19マイクロシーベルトでは年間1ミリシーベルトになります。
ICRP(国際放射線防護委員会)勧告における事故収束後の復旧時の参考レベルは年間1~20ミリシーベルトです。
積算100ミリシーベルトで発がんの確率が約0.5%上昇すると見込まれており、それ以下では放射線による発がんの確率上昇は認められていません。(文部科学省)
白血球の一時的な減少は250ミリシーベルトという「しきい値」を超えた場合に見られます。(文部科学省)
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