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2010年3月10日 (水)

医王寺の薬師堂と乙和の椿

P1150604_2

福島市飯坂平野にある医王寺薬師堂がありました。その左奥に佐藤基治・乙和御前夫婦の墓碑があり、その傍らに乙和の椿(オトワノツバキ、ツバキ科)と藪椿(ヤブツバキ、ツバキ科)がありました。藪椿には花が咲いていましたが、乙和の椿には花が咲いていませんでした。

医王寺は江戸時代、826年に開基し、弘法大師御作の薬師如来をおまつりし、多くの信仰を集めています。1177年、信夫の荘司といわれた佐藤基治大鳥城を居城とし、奥州南部の広域を治めており、信仰心が篤い基治は菩提寺としての当寺を隆盛に導きました。源義経源平合戦に旗揚げした折、大鳥城主基治はその子継信、忠信の二人を遣わし、二人は義経の側近として目覚ましい活躍をしましたが、兄継信は屋島の合戦で、弟忠信は京都堀川の館で帰らぬ人となりました。その後義経弁慶等と共に平泉に向う途中、当寺に遺髪を埋めて二人の追悼法要を営みました。基治・乙和御前夫婦の墓碑の傍らにある古木で、乙和御前の悲しみ、慕情が乗り移ったのか、蕾のままで開かずに落ちてしまう椿があり、いつしか人は乙和の椿と呼ぶようになりました。

山門脇には市指定天然記念物の「医王寺のシラカシ」がありました。このシラカシ(ブナ科)は根周り9.45m、目通り回5.03m、推定樹齢300年(1966年)です。また、山門から薬師堂に続くスギ並木は「ふくしま緑の百景、医王寺の緑」に選定されています。

(小画面の写真はクリックすると拡大画面になります)

P1150604_4 薬師堂

P1150620_2 乙和の椿

P1150619_2 藪椿

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P1150596_2 本堂

P1150585 山門と「医王寺のシラカシ」

P1150623「ふくしま緑の百景・ 医王寺の緑」

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