粟ノ巣古戦場跡と安達ケ原の黒塚
二本松市沖に粟ノ巣古戦場跡がありました。18歳で家督を相続した伊達政宗は小手森、小浜、宮森の諸城を攻略し、矛先を二本松城に向けたので、1985年、二本松城主畠山義継が伊達政宗の父輝宗がいる宮森城を訪ねて 和議の席につきました。酒宴のあと輝宗が玄関まで送って出ましたところ、伊達家家臣の不穏な動きを察知した義継が輝宗を捕えて二本松城に引き上げましたが、これを追った政宗と粟ノ巣で戦いとなり、輝宗と義継の二人の戦国名将がこの地で相果てたました。この戦いは翌年の二本松城の落城、畠山家滅亡の引き金になりました。今はこの地の少し東を東北新幹線が走っています。
二本松市安達ケ原に「安達ケ原の鬼婆」伝説で知られ、鬼婆が住んでいたといわれる岩屋がある観世寺がありました。近くの阿武隈川のほとりに鬼婆が葬られている黒塚がにありました。またここには「みちのくの安達ケ原の黒塚に、鬼こもれりと、聞くはまことか」という平兼盛の歌碑があります。
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